ディズニーの“犬と猫”をテーマにした本格的な展覧会「ディズニー キャッツ&ドッグス展」の魅力を徹底レビュー。
- <写真は昨年12月に松屋銀座で開催されたキャッツ&ドッグス展>
昨年、12月1日から松屋銀座を皮切りにスタートした「ディズニー キャッツ&ドッグス展」。
1月の札幌三越での開催を終え、3月9日からは福岡会場、今後も日本全国での開催を予定しています。
今回は、その「ディズニー キャッツ&ドッグス展」の魅力をご紹介していきます。
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- <ディズニー キャッツ&ドッグス展 キービジュアル>
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ウォルト・ディズニーは大の犬好きとして知られていますが、生涯、家族同様に犬と共に過ごしてきました。
そのこだわりは相当なもので、映画『バンビ』をきっかけに、動物のリアルな感情をどう表すか研究に研究を重ね、描写のリアリティを徹底的に追及したといわれています。
作品の中で、その愛くるしいキャラクターや、リアルな行動、ちょっとした仕草など、登場シーンが少ない脇役のキャラクターでも鮮明に私たちの脳裏に焼き付いているのは、そんな彼の犬猫への愛情とこだわりが生み出した証とも言えるかもしれません。
多くの方にとっても身近な存在である “犬と猫” をテーマにした本展覧会では、ミッキーマウス主要作品で唯一言葉を話さない動物「プルート」を筆頭に、『101匹わんちゃん』、『わんわん物語』、『おしゃれキャット』など犬猫を主役に掲げた代表的な作品はもちろんのこと、『美女と野獣』、『リトル・マーメイド』、『ピーター・パン』、『ベイマックス』など登場シーンこそ短くても圧倒的に記憶に焼き付いている愛くるしい犬猫キャラクターたちの貴重な作品を多数見ることができます。
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- <ディズニー好きインフルエンサー中島姉妹の思い入れの強いキャラクターは・・・?>
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展示の内部は、キャラクターブースごとにイメージカラーが分かれており、1つ1つのキャラクターや作品の世界観に浸れる空間が演出されています。
また、ブースごとに作品のBGMも流れているので、1歩1歩進んでいくと、作品を鑑賞した当時の記憶が鮮明に蘇り、自分なりの思い出と共に堪能できる作りになっています。
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<プルートをイメージした展示エリア>
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<マリーをイメージした展示エリア>
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<『わんわん物語』の展示エリア>
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<他にも、色々な犬と猫キャラクターを展示したエリアも>
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ディズニーのアニメーション作品はイチからキャラクターの開発を行い、原作のある作品は、どう長編作品の時間内で収めるか等を試行錯誤しながら作り上げられています。
キャラクターデザインや物語の設定が、公開されている作品のものに至るまでの試行錯誤の工程や、貴重な秘話とも言える一枚が見られるのもこの展覧会ならではの醍醐味です。
中でも、今回特に注目したいのが個性豊かでマニアックなキャラクターたち。
ここでは、展示でも紹介されているコンセプトアートのうちのほんの一部をご紹介します。
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- <ナナがネバーランドに行っていたコンセプトアートを見られる機会はとても貴重>
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作品の生まれる前に書き下ろされる“コンセプトアート”では、実はピーター・パンやウェンディたちと一緒にネバーランドに行っていたのです。
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- <チェシャ猫の現在のキャラクターアートとコンセプトアート>
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当初は、カラフルなデザインの他にも、より不気味な雰囲気漂うものも描かれていました。 チェシャ猫のコンセプトアートは他にもあるので、実際の会場でぜひチェックしてみてください。
- 展覧会の中では5箇所、キャラクターと一緒に撮影のできるフォトスポットが用意されています。見ているだけでも可愛いですが、記念にキャラクターと同じポーズをして撮影して思い出に残してみてはいかがでしょうか。
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<『101わんちゃん』ポンゴたちと一緒に撮影>
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<骨をくわえた姿が可愛いプルート>
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<『わんわん物語』の名シーンと一緒に撮影>
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<チェシャ猫と同じポーズで撮影>
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- <企画担当の渡辺浩光さん>
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これまでに何度もディズニーにまつわる展覧会を企画されてきた渡辺さん。
今回、この展示を企画した背景や裏話を伺いました。
「犬猫に絞ったこの規模での本格的な展覧会は今回が世界でも初めてだと認識しています。
動物キャラクターがディズニー作品で多数出てくる中で、犬猫に絞った理由は、コロナ禍のステイホームで全国の皆さんが同じようにペットと過ごす時間が多く、その中でも特に一番身近な家族に近い存在が犬猫だと考えたからです。
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- <渡辺さんの豊富なディズニー知識に中島姉妹も驚き>
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コロナ禍ということもあり、物も人も行き来が難しい中でオンラインだけで企画を進めて、開催に至りました。
原画を一切使用せず、ウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーに依頼して、300点近いデータをデジタル化して展示することは初めての試みでしたが、デジタル化することで通常は傷みやすく持ち運びできないような原画作品も数多く展示することができました。
また、原画よりもサイズを大きく印刷することで細部まで再現できた作品も多く、それをじっくり見ることができるのも本展覧会ならではの醍醐味と言えます。このような展覧会を、新たな展覧会のあり方として一石を投じられれば嬉しいです。」
「ディズニー好きの方にはもちろん楽しんでいただけると思いますが、ぜひ犬好き、猫好きの方にも足を運んでもらいたい展覧会に仕上がっています。
自分の家族に一番近い犬猫の魅力をディズニー作品のキャラクターを通して感じてもらい、さらに作品の良さも、展示を見て知ってもらい何度でも映像が見たいと思っていただけたら光栄です。」
今回、12月1日の内覧会に参加された方々と中島姉妹のおふたりにキャッツ&ドッグス展を実際に体験した感想を伺いました。
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▼内覧会ご参加者
「101わんちゃん』が好きなんですが、なかなか『101わんちゃん』のグッズを普段見かけないので、たくさん買っちゃいました♪」
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▼内覧会ご参加者
「とにかくプルートが大好きで、この展覧会の情報が公開されたときプルートを見た瞬間に、行きたい!と思ってました。この尻尾が愛らしくて好き!
プルートが可愛すぎて、ずっとここ(フォトスポット)にいたいです。」 -
▼内覧会ご参加者
「子供の頃からプリンセスよりも動物系の作品が好きでよく見ていたので大人になった今こうして誕生秘話などを聞けてすごく嬉しい。
『ピーター・パン』のナナの話を聞いて、ナナのコンセプトアートのポストカードが欲しくなりました。」
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- <パネルひとつひとつのチェックに余念がありません>
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家族で飼っている犬がシュナウザーなんですが、『わんわん物語』のトランプにそっくりなんです。
それもあってトランプにも思い入れがありますし、『ポカホンタス』のパーシーがチェリーを食べているシーンが幼いころに見てからずっと強く印象に残っているので、その作品も見れて嬉しい!
あとは『オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり』は音楽がすごく良いので何度も見ていて好きな作品です。こうして展覧会で見られて良かったです!
『美女と野獣』のフットスツールは、ほとんど作品には登場しないのに、何でこんなに印象深いんだろう・・・!
『ふしぎの国のアリス』のチェシャ猫も、可愛いですよね。」
ディズニー好きなお二人にとって、どれもこれも鮮明に当時の思い出や作品に対する思いなどと合わせて反芻されているようで、興奮しながらのコメントはとどまることを知りません。
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- <キャッツ&ドッグス展 おみやげコーナー>
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この展覧会でしか購入できないオリジナルアートを使用したグッズの一部を紹介します。
所狭しと多数のグッズが販売されるショップでお気に入りの一品を見つけてくださいね。
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- <tamao worldかわず張り傘>
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傘の内側にだけアートプリントされた傘は持ち手がおしゃれで洗練されたデザインで、雨の日のお出かけも気分が上がりそう。
傘の色味やデザインに合わせたトータルコーディネートもおしゃれに決まります。
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- <BOX入りぬいぐるみ>
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『わんわん物語』の「レディ」、『おしゃれキャット』の「マリー」、『101匹わんちゃん』の「ラッキー」のBOX入りぬいぐるみはギフトにもオススメ。
レディのBOXはまるで、作中のプレゼント箱から出てくるシーンを再現したかのよう!
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- <ポストカード>
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展示作品がデザインされたポストカードも種類豊富。(バリエーションは本展覧会展示全14作品50種類)
展示を見て気に入ったデザインのものがあったらぜひ購入してみましょう。
シンプルで普段使いもできそうなTシャツや、つい手に取って見たくなるキーホルダーなど、その他にも魅力的なグッズはたくさん!
- <Tシャツなど魅力的なアイテムがたくさん>
- ディズニー★JCBカード会員様には、会場ごとにご優待割引やお買い物特典など嬉しい特典をご用意しています。
ぜひ一度、お散歩気分で「ディズニー キャッツ&ドッグス展」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ディズニー キャッツ&ドッグス展公式サイト
Presentation licensed by Disney. ©Disney